15KY8A_CSPPのVer.1は、とても清楚で綺麗な音なのですが殆どJazz Vocalしか聞かない私には、「もう少し柔らかな音が欲しい」と思わせる所があり、Ver.2を作ってみました。Ver.1と異なる所は
1.初段を2SK246にする事でゲインを下げて、オールオーバーのNF量を減らした。
2.2SK246にすると少しゲインが下がりすぎなので三極管のカソード抵抗を3kΩにした。
3.PG帰還を止めた。
4.初段の低電流回路のエミッタ抵抗を3kΩに変更。
5.OPTを東栄無線のOPT-15RPに変更(一度使ってみたかった)。
6.出力管のバラツキをSG電圧を可変(回路図VR5)にする事で調整可能にした。
結果は真空管アンプらしい柔らか味があり、嫌な音を出さないアンプになったと思います。